
経営12カ条 経営者として貫くべきこと (日本経済新聞出版)
稲盛和夫
日経BP / 2025-10-03
この本について
仕事でチームを動かす立場になると、「自分はどこまで見えているんだろう」「この判断は本当に正しいのか」と不安になることがあります。特に、長期計画を立てても想定外に振り回されて崩れたり、メンバーに目的が伝わらないまま疲れていったり。自分も同じように迷ってきました。 この本が刺さるのは、そうした“ふわっとした悩み”を、現場レベルの具体さで解きほぐしてくれるところです。たとえば、後継者を育てるなら各部門を1カ月ずつ回らせよ、という話は、経営だけでなく、自分の仕事観を見直すヒントにもなります。長期計画はいらず、1年の計画を確実に達成することに集中するという思想も、環境変化に振り回されながら働く身としては現実的で腑に落ちました。結局のところ、人が本気で動くのは「大義名分」が示されているときだけで、そこが曖昧だと誰も力を出せない。ここはページを閉じたあとも残りました。 経営書といえば大上段の話になりがちですが、この本は「現場の一人ひとりがどう変わるか」まで踏み込んでいます。組織の目的をどう伝えるか、どんな目標なら人が腹落ちするのか、そしてリーダー自身がどう向き合えばいいのか。迷いながら働く自分に、ちょうどよい現実感で手を伸ばしてくれる本です。 特に、「目的や意義をどうやって見つけるか」で立ち止まっている人には刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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