
数理モデル思考で紐解くRULE DESIGN -組織と人の行動を科学する-
江崎貴裕
この本について
仕事でも私生活でも、ルールを決めたはずなのに全然うまく回らないことってありますよね。現場の温度感と合っていなかったり、誰のためのルールなのか途中でぼやけてきたり…。自分でも「これって結局、何を促したくて設定したんだっけ」と手が止まることがあります。 この本を読んで刺さったのは、感覚ではなく“仕組みとして”ルールを考えられるようになるところです。例えば、目的・介入方法・ロジック・運用という4つの最低条件を押さえるだけで、今のルールがどこでつまずいているのかが急に見えるようになります。また、「個人のインセンティブと集団の目標は一致しないことが前提」という視点もありがたかったです。早起きも、保育園の罰金も、組織の情報セキュリティも、意図とは真逆の行動を生む理由が丁寧に説明されていて、自分の職場のあれこれが思い浮かびました。 読み終えるころには、場当たり的な施策を減らせるというより、「なぜうまくいかないのか」を冷静に説明できるようになります。変な根性論に流れがちな環境で働いている人ほど効くと思います。 現場のモヤモヤを、数理モデルという道具で少し俯瞰したい人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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