
人材獲得競争時代の 戦わない採用 「リファラル採用」のすべて
鈴木貴史
日本能率協会マネジメントセンター / 2023-03-26
この本について
採用の話になると、「求人を出しても来ない」「面接に来ても条件勝負で負ける」といった焦りばかりが先に立って、正直どう動けばいいかわからなくなることが多いです。僕自身、転職潜在層なんてどうやって届くんだ…と思ったまま、従来のやり方を惰性で続けてしまっていました。 この本を読んで印象が変わったのは、「リファラル=社員に頑張って声掛けしてもらう仕組み」ではなく、「社員が友人を紹介してもいいと思える環境づくり」そのものだと腑に落ちたところです。社員はお金のためでは動かない、むしろ友人との関係性を守りたいからこそ慎重になる。その前提を置いたうえで、声掛けのハードルを下げたり、紹介した人と企業側の双方がいい経験で終われるように設計したりする具体策が丁寧に語られています。また、転職潜在層に届くのは、働く意義や文化といった“内側のストーリー”だという視点も、自分の採用観をかなり揺さぶってきました。 特に、「自社の魅力を棚卸しし、社員が自然と語れるような状態をつくる」という考え方は、採用と組織づくりが地続きなんだと気づかせてくれます。インセンティブで無理に動かすのではなく、紹介したくなる会社にしていく。遠回りのようで、実は最短なんだと思います。 採用が「競合との消耗戦」に感じている人、社内を巻き込む採用がうまくいかない人には特に刺さる一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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