
質問の一流、二流、三流
桐生 稔
明日香出版社 / 2023-10-16
この本について
人と話していて、「なんでこんなに行き違うんだろう…」と感じること、けっこうありませんか。相手の反応が薄かったり、アドバイスを求めたつもりが気まずい空気になったり。自分なりに丁寧にやっているつもりでも、うまくいかない日が続くと、何が悪いのかすらわからなくなるんですよね。 この本を読んで感じたのは、結局コミュニケーションって“正しい答え”より“適切な問い”の方が人を動かすんだな、ということでした。たとえば「どうしたらいいですか?」を「どうしてますか?」に変えるだけで、相手の負担が一気に軽くなる。落ち込んでいる人には「本当はどうしたかった?」と目線を上げてもらう問いが効く。誰かと比べてつい自己嫌悪に落ちるときも、「昨日できなかったことで今日できたことは?」のように、過去の自分に軸を戻す質問が心を整えてくれます。こういう“少しの角度の違い”が、会話の流れや関係性を静かに変えていくんだなと実感しました。 特別なテクニックというより、日常のやり取りをすこし穏やかにしたい人に合う本です。仕事で部下や後輩と話すときはもちろん、自分自身が落ち込んだときに投げかける言葉としても使える内容でした。こんがらがった状況の中で「何を聞けば前に進めるんだっけ?」と迷いがちな人に届けばいいなと思います。
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