
説明の一流、二流、三流
桐生 稔
明日香出版社 / 2021-07-13
この本について
説明しようとすると、話が長くなったり、相手の表情が固まったりして、「あれ、今どこで迷子になった?」と不安になることがあります。自分では丁寧に話しているつもりなのに、なぜか伝わらない。僕も仕事で同じ壁にぶつかり続けてきました。 『説明の一流、二流、三流』を読んで刺さったのは、「わかりやすさは才能じゃなく、前提をそろえたり、問いを立て直したりする“作業”で生まれる」という視点でした。たとえば、いきなり細部を語るのではなく「事実→所感」で流れをつくること。10秒で話すならどう言うかを先に決めて、そこから削ることで芯が見えること。そして「数字は基準とセットにする」など、具体的な操作で説明のストレスが減っていく感覚があります。自分の頭の中をそのまま相手に押しつけるのではなく、「相手の脳に負荷をかけない」ことを中心に考えるのが、この本の実践的なところです。 特に、疑問を何個も出してセンターピンを探すプロセスは、会議や上司への報告でそのまま使えました。説明が苦手なんじゃなくて、そもそも「何を話すべきか」が整理できていなかっただけなんだと気づけます。 自分の説明にいつも自信が持てない、でも改善したい、そんな人にしっくり来る本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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