
ようやくカナダに行きまして (文春e-book)
光浦 靖子
文藝春秋 / 2024-09-26
この本について
最近、考えれば考えるほど気持ちが重くなることってありませんか。大事な選択ほど慎重になりすぎて、気づけば「やらない」理由ばかり増えていく……。それなのに、周りを見るとみんな軽やかに笑って前に進んでいるように見えて、なんだか取り残された気分になる。そんなモヤモヤを抱えている時に、この本の言葉がやけに腑に落ちました。 光浦さんも同じように、不安に引っ張られがちなタイプで、未来を想像すると最悪の展開ばかり浮かんでしまう。だからこそ「考える前に動く」ことで自分を守ってきたと正直に書いていて、その弱さにまずホッとします。でも読んでいるうちに、カナダで出会った人たちの“笑いのハードルが低い”生き方や、逃げることと挑戦の境界が曖昧でもいいという感覚に触れて、物事を軽く受け止める視点が少しずつ育っていく。その自然な変化が読者にも移ってくる感じがあるんです。 特に心に残ったのは、「よく笑う人が人気者」という捉え方。面白いから笑うんじゃなくて、笑うから人が寄ってくるというシンプルさ。肩に力が入りすぎていた自分の生活に、そのゆるい視点が割と効きました。真面目なままでもいいけれど、真剣になりすぎないための逃げ道をもらえる一冊です。 自分の不安を完全に消すつもりはないけれど、もう少しだけ軽やかに生きたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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