
RTOCS 他人の立場に立つ発想術
大前研一
この本について
仕事で判断を求められる場面って、正解がどこにも書いていなくて、結局「これでいいのか…?」と迷い続けることが多いですよね。特にAIが横で即答を出してくる時代だと、自分の頭で考えることの意味を見失いがちです。僕自身、上から降ってくる情報をどう扱えばいいのか分からず、右往左往していた時期が長かったです。 この本が効いたのは、「答えを当てる」のではなく、「状況をどう読み、自分の結論をどうつくるか」というプロセスに視点が戻ったことでした。リアルタイムのケースを材料に、情報の集め方や捨て方、立場を変えて考えるクセを少しずつ鍛える内容なので、読んでいて“勉強”というより“現場での思考のリハビリ”に近い感覚がありました。また、「もし自分が二階級上だったら?」という問いは、単に上司の粗探しで終わらず、打ち手まで考え切る難しさを突いてきます。 さらに、AIが出した答えをそのまま受け取るのではなく、「その上で自分はどう動くのか」を問われるくだりは、今の働き方に不安を感じていた自分には特に刺さりました。SNSが使えることと“創る力”は別物だという話も、耳が痛いけれど大事な視点でした。 自分の思考の拠り所が揺らぎやすい人、判断軸を外側ではなく自分の中につくりたい人には、じわっと効く一冊だと思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの61%が集中しています。
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