
多忙感
菅原 洋平
サンマーク出版 / 2025-11-28
この本について
忙しいわけでもないのに、なぜか一日中そわそわして落ち着かない。タスクが頭に浮かぶたびに「今すぐやらなきゃ」と感じてしまって、気づいたら脳がパンパンになっている。そういう日、ありますよね。僕もよくやってしまうのですが、実際には作業量そのものより、「やることが多いと感じてしまう状態」に振り回されているだけだったりします。 『多忙感』は、この“感覚の暴走”をいったん止めてくれる本でした。特に刺さったのは「現在地を確認する」という発想です。どこまで進んでいるかを一度はっきりさせるだけで、タスクは“追いかけてくるもの”から、“適切なタイミングで扱えるもの”に変わっていく。さらに、脳を臓器として扱うという視点も新鮮で、疲れて集中できないときは、気合いではなく単純作業を挟んで脳をいたわるほうが結果的に早い。あと、個人的には「やろうと思ったことと違うことをすると脳が疲れる」という一文が強烈でした。なんとなくスマホに逃げた後の妙な疲れは、こういう仕組みだったのかと腑に落ちます。 結局のところ、僕らが求めているのは“忙しくこなすこと”じゃなくて、“やりつくした”という手触りなのかもしれません。この本は、その感覚を取り戻すための小さな工夫を、無理のないレベルで教えてくれます。タスクに追われている気がして、何から手をつければいいのか分からなくなる人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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