
働くひとのためのキャリア・デザイン (PHP新書)
金井壽宏
PHP研究所 / 2002-01-01
この本について
キャリアのことを考えようとすると、「結局、自分はなにが得意で、どこに向かいたいんだろう」と手が止まる瞬間があります。仕事の節目が来ている気はするのに、次の一歩をどう置けばいいのかが見えないまま、なんとなく日々が過ぎていくあの感じ。僕もずっとそこでもやもやしていました。 この本が助けになるのは、未来を完璧に描こうとする前に「節目だけデザインする」という発想を教えてくれるところです。キャリアを何十年スパンで設計しようとすると息切れしますが、著者はむしろ「ドリフトしていい」「ただし節目では自分で選ぶ」と言います。自分の来し方を振り返り、いまのサイクルと次のサイクルのつながりを見つけていくプロセスが、読み進めるうちに自然とできてしまうのがこの本の良さだと思います。また、外の状況に振り回されるのではなく、内側からの問いを持つことの大事さも、具体的なワークと共に示されていて、読んだその日からノートを開いてみたくなります。 急に大きく変わる必要はなくて、ただ「この方向に行きたい」という小さな夢を見つけるところからでいい。そんな現実的な温度感でキャリアを考え直したい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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