
回復力 失敗からの復活 (講談社現代新書)
畑村洋太郎
この本について
失敗したあとって、頭では「落ち着け」とわかっていても、実際には自己否定ばかり浮かんできて、焦ってさらに傷口を広げる…みたいなこと、僕も何度もやってきました。周りの声も気になるし、早く取り返したい気持ちが空回りするんですよね。でも、どう動けばいいのかは意外と誰も教えてくれません。 『回復力』は、そこを変に励ましたりもしないし、「強くあれ」とも言いません。むしろ、人は弱い前提で話が進みます。だからこそ、失敗直後はまともに考えられないし、頑張っても大体うまくいかない。そこを前提にして、どう回復の方向にだけ舵を切るかが語られます。例えば、エネルギーが自然に戻るまで身近な目印だけを見ておくこと、状況から一時避難する “逃げ場” を意図的につくること、自分の弱り具合をまず認めて栄養と休息を確保すること。このへんが、精神論ではなく「実際にやれる行動」として書かれているのが助かります。 結局、僕らがつまずくのって、失敗そのものよりも「回復しきる前に無理して動くこと」だったりします。失敗に強くなるというより、失敗しても潰れないやり方を知りたい人に向いている本です。特に、真面目で気にしやすく、失敗後に自分を責めすぎてしまうタイプの人には、かなりしっくりくると思います。
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ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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