
チームの力 ――構造構成主義による“新”組織論 (ちくま新書)
西條剛央
この本について
チームづくりの話になると、「結局みんなバラバラ動くし、理念とか掲げても実態がついてこないんだよな…」というモヤモヤがつきまといます。自分のマネジメントも、相手の価値観や関心が見えずに空回りしている気がする。しなやかに対応したいのに、芯がどこにあるのか自分でもよくわからない。僕もずっとそんな感じでした。 この本がよかったのは、精神論ではなく「状況」と「目的」を軸にチームを見る視点をくれたところです。たとえば、メンバーの関心がどこにあるかは、言葉より行動に出る。そこを丁寧に拾うと、外発的動機で無理に引っ張らなくてもチームが自走し始める。また、方法は絶対的に正しいものがあるわけではなく、状況と目的が変わればガラッと評価が変わる。これを腹落ちさせておくと、今やっているやり方に執着しなくて済む。さらに、理念は借り物では機能しないという指摘も刺さりました。メンバーは言葉ではなく行動の整合性を見ているので、結局はリーダー自身の価値観が組織にそのまま滲み出てしまうんですよね。 チームがぎくしゃくしている理由を「能力不足」ではなく「価値観や関心の違い」というレイヤーで捉え直したい人には、とても実践的に感じられると思います。僕自身、読んでからメンバーの動きを前より落ち着いて見られるようになりました。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
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