
「きちんとしている」と言われる「話し方」の教科書
矢野 香
President Inc / 2015-09-30
この本について
仕事中、誰かに話しかけるときに前置きが長くなったり、会議で何か言おうとして余計な一言を足してしまったり。自分では丁寧にしているつもりなのに、どこか「伝わっていない感じ」が残ることってありますよね。僕も新人の頃は、気遣いのつもりのひと言が相手を遠回しにイラつかせていた…なんてことがよくありました。 この本が面白いのは、「気を遣う=回りくどくなる」という悪い癖を、すごく実践的にほどいてくれるところです。たとえば、質問するときは前置きをなくして最初に「教えてください」と言い切るほうがむしろ好印象だったり、会議に遅刻したときも言い訳ではなく「今から入って大丈夫ですか?」と“次の行動”を聞くほうが建設的だったり。どれも小さな違いに見えるのに、日常のコミュニケーションがかなりラクになります。さらに、強調したい場面であえて7秒黙る、相手のまつ毛を探しながら目を見る、といった身体の使い方まで具体的に書かれていて、意外なほど効きます。 全体として、「話し上手になれ」というよりは、「余計なものを削ると誤解されにくくなる」という本で、話すのが苦手でも再現しやすいのがありがたいです。丁寧にしているつもりなのに空回りしがちな人、職場でもう少しスムーズにやり取りしたい人にはかなり刺さると思います。僕自身、これを読んでから“言い方”に迷う回数がだいぶ減りました。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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