
一流の頭脳の磨き方
山崎 裕二、岡田 美紀子
ダイヤモンド社 / 2016-03-28
この本について
仕事でプレッシャーがかかった瞬間、急に判断がぶれるとか、普段は穏やかでも追い込まれたときに攻撃的になってしまうとか、そういう自分の「癖」にあとから落ち込むことが僕にもよくあります。経験が足りないのか、気合いが足りないのか……と悩みがちですが、実際のところは「知っているかどうか」で変わる場面もけっこう多いんですよね。 『一流の頭脳の磨き方』は、単に知識を増やすというより、仕事で判断に迷ったときの“足場”を強くしてくれる本でした。たとえば、重要な決断で選択肢をディシジョンツリーで整理することで、1年後にどんなキャッシュフローやトラブルが起こり得るかを予測できるようになる感覚や、交渉では「ベストの落としどころ」と「譲れない線」を事前に決めておくことでプレッシャーに飲まれにくくなること。どれも、場数とは別軸で効いてくる知力だと思います。また、プレゼンで情報をそぎ落として相手の判断を助ける姿勢や、ビジネスモデルの見方を学ぶことで、目の前の業務の意味づけ自体が変わっていくあたりも実感値が高い部分でした。 仕事の精度をもう一段あげたいけれど、根性論でも精神論でもしっくりこない人に刺さる本だと思います。自分の弱さや迷いごと抱えたまま、判断の質を少しずつ上げたいときの“実務寄りの教科書”に近い存在でした。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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