
FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学 (河出文庫)
ジョー・ナヴァロ, マーヴィン・カーリンズ, and 西田美緒子
河出書房新社 / 2023-08-08
この本について
人と話していて「なんかこの人、帰りたがってる気がするけど気のせいかな」とか、「相手の本音が読めないまま会議が終わってしまった…」みたいな場面、けっこうありますよね。言葉は丁寧でも、なぜか距離を感じるときほどモヤモヤが残る。自分の読み違いなのか、相手がそういうタイプなだけなのか、その判断がつかないまま積み上がっていく感じがあります。 この本は、その曖昧さにちょっと光を当ててくれます。特に読者が保存していた部分に多かった「なだめ行動」や「足の向き」の話は、自分でも思い当たる瞬間が多いんですよね。緊張すると口笛や独り言が増えるとか、帰りたいときは無意識に膝に手を置いて前のめりになるとか、相手の“言葉に出ない反応”が具体的に見えてくる。実際の会話では顔よりも足のほうが正直だ、という指摘も、実生活に持ち帰りやすい感覚でした。 これを読んだからといって他人の心を完全に読めるようになるわけじゃないですが、少なくとも「なんで今こう感じたんだろう?」という自分の勘の裏側が説明できるようになる。仕事の場でも、相手が不安から身をそらしているのか、それとも単に考えごとをしているだけなのか、立ち止まって観察する余裕が生まれます。 人間関係で“言葉だけを信じると迷子になる”タイプの人には、静かに効いてくる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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