トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦<2> セクシープロジェクトで差をつけろ!

トム・ピーターズのサラリーマン大逆襲作戦<2> セクシープロジェクトで差をつけろ!

トム・ ピーターズ and 仁平 和夫

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star総合評価 53/100
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この本について

仕事をしていると、気づけば「勢いのまま袋小路に突っ込んでいる感じ」になることがあります。忙しいのに進んでいる気がしないし、周りを巻き込む余裕もない。プロジェクトを立ち上げても、最初の熱だけで消えてしまう。この本を読んでいると、そういうときに必要なのは根性論ではなく、もっと泥くさくて、人間くさいやり方なんだよな、と落ち着きます。 たとえば、作者が繰り返し語る“隠れ家”の話。誰にも気を使わずに企画を練ったり、仲間と作戦を立てたりする小さな場所を持てと言うんですが、これが意外と効きます。物置みたいな会議室でもいいから、そこを「ここは自由にしゃべっていい場所」にしてしまう。すると、日々の業務の延長では出てこないアイデアが、少しずつ形になっていく。読者がこの部分を保存しているのも、現場でこそ役立つ具体性があるからだと思います。 もうひとつ刺さるのは、プロジェクトの四つの段階を、創造・売り込み・実行・退場と切り分けているところです。多くの組織では実行ばかり語られるけれど、本当に差がつくのは前後の三つ。特に「企画の段階からお客さんを引きずり込め」という一節は、机の上で完璧に仕上げようとして迷走していた自分にはかなり効きました。 そして最後に、仕上げのプロの話。九十八パーセントまでは自分たちでいけても、最後の二パーセントだけは専門家の力が必要になる。その境界を知っておけ、というメッセージは妙に現実的で、安心します。 プロジェクトを前に進めたいのに、どこから手をつければいいかわからない人。そんな人には特に刺さる一冊だと思います。

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