
スモール・リーダーシップ チームを育てながらゴールに導く「協調型」リーダー
和智 右桂
翔泳社 / 2017-09-11
この本について
リーダーをやっていると、「技術の問題じゃないよな…人と動くところでいつもつまずくんだよな」と感じる瞬間がけっこうあります。自分でも状況を整理しきれず、作業に追われて気づけば考える時間がない。メンバーに任せたいのに、任せ方がわからない。そんなモヤモヤが積み重なっている人に、この本は静かに効いてきます。 読んでいて印象的だったのは、チームで起きる問題の多くは作業ではなく「作戦」のほうにある、という視点でした。計画そのものが成立していないのか、小石のような障害に足を取られているのか。これを言葉にしてチームと共有すると、急に状況が動き出す感覚があります。また、「一日の中に考える時間をつくる」「一人で動かない」という、ごく当たり前なのに後回しにしがちな習慣が、思っている以上にチームの安定をつくります。そして何より、メンバーを自分と同じように知的で、同じくらい横着だと捉える視点は、妙に腑に落ちて行動の力みが抜けました。 派手なテクニックではなく、言葉にすること、整合性を確かめること、規律と敬意を積み上げること。そういう「地味だけど効く」リーダーシップが淡々と語られていて、肩に入っていた力が少し抜けます。小さなチームで、目の前の作業とリーダーとしての役割の間で揺れている人に特に刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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