
アイデアのちから
チップ ハース, ダン ハース, and 飯岡 美紀
日経BP / 2008-11-17
この本について
仕事で企画を出すときも、人に説明するときも、「なんか伝わりきってない気がする…」というモヤモヤってありますよね。自分では筋が通っているつもりなのに、相手の反応が薄いまま流れていく。僕もよくやらかしていて、結局どこが肝なのか自分でも曖昧だったりします。 『アイデアのちから』は、その曖昧さをほぐすのにだいぶ役立ちました。この本が教えてくれるのは、「相手に届くアイデアには、核がある」という当たり前だけど見落としがちな視点です。具体的な人や行動レベルにまで落とすこと、意外性で相手の“推測どおり”を壊すこと、そして比喩やイメージを使って想像しにくいものを想像しやすくすること。抽象論ではなく、実際のコミュニケーションの場でどう変わるのかが見えやすいのがありがたいところでした。 特に僕が刺さったのは、「正確だが役立たないアイデアは結局役に立たない」という一文。知識を積み上げていくほど複雑にしたくなるクセがある人ほど、耳が痛いはずです。核を決めることは排除ではなく、相手に意味を届かせるための選択なんですよね。 自分の考えを“伝わる形”にしたい人、説明がいつも長くなりがちな人には特に刺さると思います。自分の頭の中の整理と、相手の記憶に残る伝え方。この二つを往復できる実践書でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの84%が集中しています。
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