
グルメ多動力
堀江貴文
ぴあ / 2017-12-15
この本について
飲食まわりの仕事に関わっていると、「この先ほんとうに人が必要とされるのか」とか、「情報が多すぎて、何を頼りに動けばいいのか」がふと不安になることがあります。ぼく自身、外食やSNSの世界を眺めながら、効率化と人間らしさのどちらを信じればいいのか揺れることがよくあります。 『グルメ多動力』は、そのモヤモヤに対して極端な答えではなく、現実的な視点をくれる本でした。無人化が進む一方で、最後に残るのは結局コミュニケーションだという指摘は、飲食に限らず自分の働き方にも刺さります。また、食べログの点数の仕組みや、一蘭のように「ミスが起きにくい仕組み」をどう作るかの話は、評価に振り回されがちな人ほど参考になるはずです。さらに、Instagramのハッシュタグの使い方のように、理屈よりも「どう動くか」を具体的に示してくれるのもありがたいところでした。 全体を通して、「センスは天性ではなく、情報を選び動く力だ」というメッセージが静かに流れています。迷う時間が長くなっている人ほど、日常の選択が少し軽くなるかもしれません。 とくに、飲食やサービスの現場にいる人、あるいはSNSで自分の仕事を届ける感覚を磨きたい人に届く本だと思います。
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