
口コミ伝染病
神田昌典
フォレスト出版 / 2001-03-10
この本について
仕事で新しい企画を考えるときや、自分のサービスをもっと届けたいときに、「良さはあるはずなのに、全然伝わらないな…」と感じることが、僕はよくあります。広告を増やせば解決するわけでもなく、ただ誠実さを積み上げれば届くわけでもない。その間でずっとモヤモヤしていました。 『口コミ伝染病』を読んでスッと腹落ちしたのは、口コミって“商品そのものの良さ”よりも、“人が話したくなる仕掛け”のほうが本質なんだ、という視点でした。たとえば、期待と現実のギャップをどう作るかとか、お客さんが誰かを救う側に立てる物語をどう編むかとか、信頼を築く前に小さな冊子を渡すような「先に与える工夫」など、具体的な行動に落ちる話が多いんです。特に「人は自分の購入を正当化したい」というくだりは、サービスを設計するときの前提がガラッと変わりました。 そして意外だったのは、口コミは外から自然に起こるものではなく、まず社内の発信から始まるという点。お客さんが話題にできる材料を、こちらが用意していないだけ、という指摘は図星でした。結局、話されやすい小さなツールを常に持ち歩ける形にしておく、できないことはできないと言う、悪評への優先順位をつける――こういう地に足のついた工夫が、遠回りに見えて一番効くのだと思います。 自分のサービスや仕事を「もっと正しく伝えたい」と思っている人には、特に刺さる本です。
読書インサイト
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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