
脳にこじつけて いつでも引き出す記憶術
並木 秀陸
明日香出版社 / 2017-09-29
この本について
勉強でも仕事でも、「ちゃんと読んだはずなのに、いざという時に出てこない…」という瞬間ってありますよね。私もずっとそうで、記憶力が弱いんだと思い込んでいました。でも、この本を読んでみると、そもそも“憶え方そのもの”が遠回りだっただけかもしれない、と思わされました。 この本が面白いのは、いわゆる暗記術というより、思い出すための仕掛けづくりに徹しているところです。難しい言葉に出会ったら、まず自分が知っている言葉で名前をつけてしまうとか、ざっくり物語のあらすじだけ押さえて、細かい部分は後から積み上げるとか。どれも無理に根性で覚えるのではなく、“自分の脳が扱いやすい形にしておく”という発想なんですよね。さらに、感情を少し動かして記憶に引っかかりを作ることや、逆に必要ない情報を意識的に遮断することなど、日常の延長でできる工夫が多いのもありがたいところです。 記憶力に自信がない人向けというより、知識を実務でちゃんと使いたい人や、試験勉強で思い出しやすい形を作りたい人に刺さる本だと思います。私自身、覚える負荷が減ったというより、「思い出せるようにしておく」という姿勢に切り替わったのが一番の変化でした。
読書インサイト
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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