
無意識を鍛える
梯谷幸司
この本について
やりたいことがあるはずなのに動けない、頑張っているのに結果がついてこない。そんなとき、自分の努力不足よりも「無意識のクセのほうが足を引っ張っているのかも」と思わされることがあります。僕自身、うまくいかない理由を外側に探してばかりで、肝心の“内側の設定”をほとんど見ていませんでした。 この本が面白いのは、「出来事があるから思い込みができるんじゃなく、思い込みが先にあって現実が寄ってくる」という逆転した視点をくれるところです。たとえば、避けたいことを無視していると、それが逆に繰り返し現れる構造や、「自分は時間管理ができている」と思うだけで生産性が変わる理由など、行動より前の“土台”を扱っています。さらに、失敗を「面白いじゃん」と解釈し直すことで前頭前野が元気になり、次の一手が自然に生まれるという話も、日常レベルで使える実感がありました。 結局、自分の役割や“売り”を避けているほど現実がかみ合わなくなるという指摘は、耳が痛いけれど腹落ちします。僕も、やりたくないと思っていたことにこそ人が集まる経験があり、この本を読んでようやく意味がわかりました。 自分の努力の仕方に違和感がある人、行動しているのに成果がズレ続ける人には刺さると思います。自分の無意識を“味方にする”とはどういうことか、少しずつ体感しながら読める一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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