
社会に出るあなたに伝えたい なぜ、読解力が必要なのか? (講談社+α新書)
池上彰
講談社 / 2020-11-20
この本について
仕事でも日常でも、相手の言っていることがうまくつかめなかったり、「なんでこの人はこういう言い方をするんだろう」とモヤモヤすること、けっこうありますよね。情報は山ほどあるのに、自分が何を読み取れていて何を取りこぼしているのか、わからなくなる瞬間もあると思います。僕も同じで、特に文章や会話の意図を読み違えて後から悩むことが多いです。 池上彰さんの『なぜ、読解力が必要なのか?』は、そういうモヤモヤの正体を落ち着いて言語化してくれる本でした。読解力と聞くと国語の授業を思い出しがちですが、この本はもっと実務寄りで、相手の「何がわからないか」を想像することや、ノンバーバルな情報を拾うこと、アウトプット前提でインプットする姿勢など、具体的な場面に落ちた話ばかりです。メルケル首相の情緒的読解力の話や、都知事の言葉づかいの変化などの事例もあって、単なるスキル論で終わらないのがいいところです。 僕が特に響いたのは、「立ち止まって、なにが理解できていないのかを自分に説明してみる」という視点でした。これを癖にすると、会話でも文章でも、相手の位置に少し立ちやすくなる。読解力は一気に伸びるものじゃないけれど、日常の中で鍛えられるんだなと実感しました。 相手の意図を汲むのが苦手だと感じている人や、コミュニケーションの負荷を少しでも軽くしたい人には quietly 刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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