
40歳からの記憶術 想起力で差をつける (ディスカヴァー携書)
和田秀樹
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2012-01-20
この本について
仕事の場で「あれ、名前なんだっけ…」とか、昔読んだはずの本の内容がまったく出てこないとか、そんな瞬間が増えてくると、年齢のせいにしたくなることがあります。でも、本当に落ちているのは記憶力そのものというより、学生時代みたいに復習する機会が極端に減っていることなんじゃないか…と、この本を読んでハッとしました。 特に刺さったのは、知識量そのものより「引き出す力」のほうが仕事の場では効いてくる、という視点です。たしかに、そんなに本を読んでいないのに話すのが上手い人っていますよね。あれは情報の収納量より、“どこに何が入っているか”を取り出しやすくしているから。逆に、知識は多いのに言語化できないと、社会人になってから損をしやすい。これも妙に現実的で、刺さりました。 もう一つ印象的だったのは、年齢とともに人生経験の「上書き」が増えることで、古い記憶の引き出しが埋もれてしまうという話です。忘れやすくなったというより、検索性が落ちているだけ。だからこそ、四十代以降は“想起力”に絞って鍛えたほうがコスパがいいという考え方は、無理がなくて取り入れやすいと思いました。 「覚えられなくなった…」よりも、「思い出す動線が弱っているだけかも」と感じている人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
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