
街場の文体論
内田 樹
この本について
仕事でも日常でも、言葉を選ぶたびに「これで合ってるのかな」と迷うことってありますよね。書くときも話すときも、頭の中の問いと実際に出てくる言葉がズレたまま動き続けている感じ。しかも、周りがどんどん早く流れていく中で、自分だけ取り残されているような焦りもある。 『街場の文体論』は、そのズレやもやつきそのものを扱ってくれる本でした。言葉ってそもそも「自分が経験していないことすら運んでくるもの」だし、破格や逸脱は「規則を知っているからこそできる」とか、当たり前のようでいて案外見落としている視点がいくつもあります。読んでいると、うまく言えなかった違和感に名前がついていく感じがありました。そして、問いを立てる場所と言葉を選ぶ場所は別の部屋だ、という話が特に効きました。あの感覚をそのまま肯定された気がします。 もう一つ、この本が静かに効くのは「自分宛てのメッセージだと気づくところ」までが言語を獲得するプロセスだ、と書かれているところ。意味がわからなくても、それで宛て先が揺らがない状態を経験すると、言葉との距離が変わってくる。自分の立ち位置を鳥瞰する力って、意外とこういう積み重ねで育つんだなと思いました。 こんな人に刺さると思います。言葉と自分の関係をいったん立て直したくなっている人。結果オーライでいい、と最後にさらっと言ってくれる感じも含めて、肩の力が抜ける一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









