
勉強法が変わる本 心理学からのアドバイス (岩波ジュニア新書)
市川 伸一
岩波書店 / 2000-06-20
この本について
勉強していて、「ちゃんとやっているはずなのに、頭に残らない」「解ける時と解けない時の差が激しい」みたいなモヤモヤってありませんか。自分もずっとこの感覚が抜けず、量を増やすか根性を出すか、みたいな方向に行きがちでした。でも、この本を読んでみると、そもそも“覚える仕組み”や“考える時のクセ”を知らないまま戦っていただけなんだと気づかされました。 市川さんの説明は、心理学の知識を使いながらも、現場の勉強でどう役に立つのかがとても具体的です。たとえば、間違えた時に「何を取り違えたのか」を必ず言語化すること。これだけで自分の弱点の地図が見えてきます。また、手を動かして図を書くとか、説明できるかで理解を確かめるとか、一見当たり前に見える行動が、実は頭の負担を減らして考える力を底上げしてくれる。処理を浅く済ませず、音・意味・構造のどこでつまずいているのかまで見えるようになるのが、この本の大きな効き目です。 “質を重視する”と言われるとふわっとしますが、この本では「どこを外化できていないか」「どの結合がまだ弱いのか」を探すという形で、すごく手触りのある方向づけが示されています。がむしゃらに量を積んでも伸び悩む人こそ、こういう視点が救いになると思います。 基礎の勉強で迷子になりやすい人、同じミスを繰り返してしまう人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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