
メンタル脳(新潮新書) (『スマホ脳』シリーズ)
アンデシュ・ハンセン, マッツ・ヴェンブラード, and 久山葉子
この本について
気分が落ち込んだり、人づきあいが妙にしんどく感じる時って、「自分の性格の問題なのかな」と考えてしまいがちですよね。僕もそうでした。でも、この本を読んでみると、脳がそもそも“現在の世界とうまく噛み合っていない”だけ、という説明の方がしっくりきました。 特におもしろかったのは、脳が感情を「生き延びるための道具」として使っている、という視点です。例えば不安が強い時って、自分が弱いんじゃなくて、脳が何万年も前と同じように危険を誤認しているだけだったりする。落ち込んで動けない時も、脳が「いま外に出ると危ないぞ」と勝手に守りに入っているだけかもしれない。そう思えると、責めるよりも「誤作動かもな」と一歩引いて見られました。 もう一つ助かったのは、人との意見のぶつかりで構えすぎてしまう理由が、脳の仕組みから説明されていたことです。相手の話が入ってこない時は、ガードが上がっているだけで、まずは何か一つ賛成点を見つけると脳が落ち着く。これは実際に会議で役立ちました。 自分のメンタルが「弱い」のではなく「古い脳が現代で奮闘してるだけ」と思いたい人に刺さる本です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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