
ユニクロ
杉本 貴司
宝島社 / 2025-01-18
この本について
仕事で判断を迷ったり、失敗した後に立て直す気力が出なかったり、周りの変化に置いていかれているような気がする時ってありますよね。自分も「何が正解なんだろう」と考え続けてしまうタイプなので、この本の中で描かれる人たちの揺れや葛藤にかなり救われました。 刺さったのは、まず“失敗しても残る価値はある”という視点です。柳井さんが部下にかけた「失敗を生かして10倍返ししてください」という言葉は、単なる励ましではなく、失敗した経験そのものを戦力として見ているところが印象的でした。もう一つは、変化を遠くから眺めているだけでは何も動かないという姿勢です。周囲から「アホじゃないか」と思われるくらい先を見て動く、その感覚がユニクロの分岐点を作っていった。現実的だけど、腹に落ちる行動の話ばかりです。 そして意外と心を持っていかれたのが、「去っていく人にも敬意を払う」というエピソード。長年支えてくれた仲間に対して手作りの感謝状を渡すシーンは、組織って勝ち続けるだけではなく、人の積み重ねで成り立っているんだと気づかされます。 派手な成功物語というより、普通の人が失敗や葛藤を抱えながら前に進んだ記録です。変わりたいけど、何から手をつければいいかわからない人に静かに効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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