
新世紀のアーユルヴェーダ (NEXTRAVELER BOOKS)
高城 剛
この本について
なんとなく体調が揺れる時期ってありますが、「病院に行くほどでもないし、でも放っておくのも気になる…」みたいな宙ぶらりんの悩み、僕もけっこう抱えています。そんな時に、東洋と西洋のあいだで揺れている自分の感覚をそのまま説明してくれたのが、この本でした。 面白いのは、アーユルヴェーダを“神秘の健康法”としてではなく、インドとスリランカでどう現代化されているかを淡々と追っているところです。遺伝子解析と結びつけようとしている研究者がいる一方で、脈診や問診を重んじる医師もいて、その温度差がそのまま現地の医療観を映している。どちらが正しいという話ではなく、「こうして併存している」という現実のほうが、自分の生活の選択に近いなと思いました。また、忙しい現代向けに“手軽さ”が優先される流れも紹介されていて、良くも悪くも健康が産業化されていく空気感が伝わります。 読みながら、自分の体の向き合い方って、白か黒かで決める必要はないのかもしれないと感じました。しっかり数値で確認したい時もあれば、生活の癖を丁寧に見直したい時もある。この本は、そのグラデーションの幅を広げてくれる一冊です。 特に「最新医療にも興味があるけれど、伝統的な知恵も気になっている」という人にはしっくりくると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの88%が集中しています。
読書の順序
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