
文体のひみつ なぜあの人の文章はつい読んでしまうのか?
三宅香帆
この本について
文章を書くとき、「ちゃんと伝えたいだけなのに、なぜか平坦になる」「丁寧に書けば書くほど、読んでもらえてない気がする」というモヤモヤ、ありませんか。自分も仕事で文章を書くたびに、どこまで整えていいのか、どこから人間味が消えるのか、その境目でよく迷います。 三宅香帆さんの『文体のひみつ』は、その迷いにそっと足場を置いてくれる本でした。AIが正しくて整った文章を一発で出せる今でも、人の手で書く文章にだけ残る“体温”みたいなものがある。それがどこから生まれるのかを、具体的な例で示してくれるんです。たとえば「なんで?」と思わせる問いを一緒に追いかける書き方とか、漢字とひらがなの速度差を意識したリズム調整とか、段落の呼吸を使って読み手の歩幅を整える工夫とか。どれも大げさなテクニックじゃなくて、「あ、これなら試せるかも」という小さな工夫ばかりなのがありがたいところです。 そして印象的だったのは、読み手を“わからない人”として扱わない姿勢でした。遠い話題を近くに持ってくるけれど、上から教えようとはしない。書き手の「よくわからないけどね」と揺れている感じを残していいんだ、と言ってもらえたようで、自分にはそこが救いでした。 文章にちょっとした“ひっかかり”を作りたい人、整えすぎて味が消えてしまうのが怖い人に、静かに効いてくる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
図解 文章を書く前に読む本: イラストで分かる!Chat GPT時代を生き抜く!もう初心者と言わせない 一生使えるライティングの心・技・体 11年半報道ステーションを担当した元放送作家が教える 圧倒的に伝わり心を動かす58の心得 元放送作家の文章術
ミツ

文体の舵をとれ
アーシュラ・K・ル=グウィン and 大久保ゆう

AIに書けない文章を書く (ちくまプリマー新書)
前田安正

いい音がする文章――あなたの感性が爆発する書き方
高橋 久美子

みんなのユニバーサル文章術 今すぐ役に立つ「最強」の日本語ライティングの世界 (星海社 e-SHINSHO)
安田峰俊
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




