
インディペンデンス・デイ
原田マハ
PHP研究所 / 2010-02-01
この本について
最近、人間関係や仕事のことで気力が削れたり、「ちゃんと生きられてるのかな」とふと立ち止まることが増えていませんか。やるべきことに追われていると、生きることってそんなに大げさに考えなくていいはずなのに、妙に重たく感じてしまう時があります。僕もそうで、この本を読んだとき、肩に入っていた力が少し抜けました。 原田マハ『インディペンデンス・デイ』は、生きることの苦さや不条理を避けずに描きながら、それでも人は進んでいけるんだと思わせてくれる物語です。「人生、甘くない。でも混ぜ合わせるから美味しくなる」という言葉に、状況がすぐ良くなるわけじゃないけれど、今の自分の歩幅でいいんだと思えました。また「死は焦らなくても向こうから来る」という一節は、生き急がなくてもいいという実感に近いものがあって、日常の解像度が少し上がる感覚がありました。さらに、お酒のくだりにある“飲まれない大人になれ”という言葉は、自分を失わないで生きることの大切さをやわらかく教えてくれます。 大げさな処方箋ではなく、日々の生活にゆっくり染みてくる本です。今の状況に明確な答えがほしいわけじゃなく、「もう少しだけ続けてみるか」と思える理由を探している人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの71%が集中しています。
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