東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」 (中経出版)

東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」 (中経出版)

松尾 豊 and 塩野 誠

KADOKAWA / 201410

累計読者数7
平均ハイライト数 11.6件/人
star総合評価 48/100
start序盤集中型

この本について

仕事でデータを扱っていると、「数字は見ているのに、どう判断したらいいのか分からない」とか、「相関と因果の区別、正直あいまいなまま使っているかも…」みたいなモヤモヤが出てきませんか。僕も同じで、特にAIの話になると急に霧が濃くなる感じがありました。 この本は、その霧を一気に晴らすというより、どこに霧がかかっているのかが分かるようになる本でした。たとえば、人間がついストーリーを作って因果だと信じてしまうクセや、逆にコンピューターは相関だけ淡々と拾うという違いが、具体的な例で語られています。おむつとビールの話を「そういうことか」と理解してしまう自分の脳の動きが、そのまま説明されている感じです。さらに、少ないデータからパターンを見つけるときに、人間が無意識にやっている「これはあの時のこれと同じだ」とまとめる処理が、別の分野への知識転移とつながるという指摘も、仕事の判断にそのまま響きました。 読みながら、AIそのものよりも「自分がどう世界を理解しているか」を見直すきっかけが何度もあって、データ分析や企画の場面で引っかかっていた理由がちょっとだけ言語化できました。AIに詳しくなりたいというより、物事の捉え方をアップデートしたい人に刺さる一冊だと思います。

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