必笑小咄のテクニック (集英社新書)

必笑小咄のテクニック (集英社新書)

米原万里

累計読者数7
平均ハイライト数 5.3件/人
推定読了時間 約4時間6分
star総合評価 38/100
boltライト読書型

この本について

最近、人の言葉やニュースを聞いていて「なんでこんなに話がすり替わるんだろう」とモヤっとすることが増えました。自分でも気付かないうちに、細かい話題に引っ張られたり、謎めいた言い回しに気を取られたりして、本当に考えるべき部分から外れてしまうことがあります。わかっていても振り回されるのは、ちょっと悔しいですよね。 米原万里『必笑小咄のテクニック』は、一見「笑いの本」なんですが、実際に読んでみると、人がどうやって誤魔化されるのか、どこで思考のスキを作ってしまうのかを、ユーモアを通してすごく丁寧に見せてくれます。たとえば、ミスリードに弱くなる瞬間や、落差を作って相手の意識を誘導する手口など、普段の会話や職場のプレゼンの中でも見覚えがある場面ばかりで、読んでいて何度も姿勢を正されました。さらに、つらい現実を誇張して笑い飛ばすという逆転の発想もあって、ただ「気をつけろ」と警告するだけの本とはまったく違う、実践的な視点が得られます。 自分の思考をかき乱すものに疲れている人や、言葉の裏を少し丁寧に見てみたい人にはとても刺さると思います。読んだあと、日常の会話が少しだけクリアに見える感覚がありました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

短くて人を笑わせる話―単にネタを暗記するのではなく、笑いの構造を理解すれば、臨機応変・自由自在に小咄を創り出せる。本書では、日本人離れしたユーモアセンスの持ち主である著者が、世間に流布する笑いの法則を突き止めて分類し、自作も含めて豊富な例をあげながら、笑いの本質に迫る。詐欺にも似た、相手を錯覚させる方法、同じ内容の順番を変えるだけで悲劇が喜劇になる方法、マクロとミクロを反転させる方法など、思いがけないオチをつけるテクニックをマスターして、窮地に立ったときこそ、周囲に笑いを呼び込もう。
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