
野心のすすめ (講談社現代新書)
林真理子
講談社 / 2013-04
この本について
仕事でも人生でも、「このまま低め安定でいくのかな…」とふと思う瞬間ってありますよね。頑張りたい気持ちはあるのに、具体的にどこを目指せばいいのか分からない。やる気が出たり萎えたりを繰り返して、気付けば日常に埋もれていく感じ。僕もよくそこで足が止まります。 『野心のすすめ』が面白いのは、いきなり大成功を求める本ではなく、「まず自分の欲望をちゃんと見つめるところから始めよう」と背中を押してくれるところです。やらなかった後悔の方が大きくなること、少しでも上を目指すと選択肢が増えて人生が広がること。どれも耳が痛いのに、不思議と前向きになれるのは、著者自身が迷いながら道を切り開いてきた人だからだと思います。それに、野心を持つと気疲れも増えるけれど、そこで一度寝てリセットする力も大事だよ、と言ってくれる距離感がちょうどいい。 読んでいると、「止まっている不幸」が一番怖いという言葉が、じわじわ効いてきます。大きな挑戦じゃなくても、自分で状況を動かすための小さなアクションを積み重ねるだけで、景色が変わるかもしれない。そんな気持ちにさせてくれる本です。 いまの自分の天井を破りたいけど、何から動けばいいか迷っている人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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