
女たちのポリティクス 台頭する世界の女性政治家たち (幻冬舎新書)
ブレイディみかこ
この本について
政治のニュースを見ていて、「なんでこんなに話がかみ合わないんだろう」とか、「正しさだけでは動かない現実」にモヤモヤすることが増えました。自分の立場や価値観とは関係なく、社会の空気が一気に振れる瞬間がある。その理由がつかめないまま、ただ疲れていく感じがあるんですよね。 この本は、そういう“説明しづらい違和感”に丁寧に輪郭を与えてくれます。トランプ的なポピュリズムがなぜ支持されるのかという話も、欧州で極右の女性リーダーが増えている現実も、好き嫌いではなく政治の構造として語られていて、感情論に流されがちな自分の視点がいったん中立に戻される感覚がありました。あと、メルケルの「目に見えない手腕」のくだりなどは、リーダーシップを性別で語りきれないことを改めて思い知らされます。 読みながら感じたのは、“フェミニズム”や“多様性”を言葉として知っているだけでは、いまの社会の複雑さには対応しきれないということ。実際の職場や地域で起きている摩擦まで踏み込んで考えると、単純な答えがなくても前に進む道はあるんだなと思えました。 政治にそこまで詳しくないけれど、「この空気の正体を知りたい」と感じている人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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