
半歩先を読む思考法
落合陽一
この本について
気づくと「昔より疲れやすいな…」「挑戦する気力が落ちたな…」みたいな感覚がありませんか。歳をとったというより、心の反応速度が鈍ってきたような、なんだかよくわからないモヤモヤです。僕自身も同じで、放っておくと選ばない方向に流れてしまう瞬間が増えてきます。 落合さんの『半歩先を読む思考法』は、そんな心の“老い”みたいなものに向き合う時に、妙に効きました。大げさな成功論ではなく、「今の自分の熱量をどう保つか」という地続きの話が多くて、読んでいて変な背伸びをしなくていい。本当に心が歳をとる前に、少し身銭を切って経験を買うとか、ネットの環境を自分で整えるとか、当たり前に見えるけど後回しにしがちな行動を、もう一度ちゃんとやろうと思えます。 そして、この本が一番刺さる人は、「説明がつく日常の中で、説明のつかないものをまだ探していたい人」だと思います。子どもを眺めた時の時間の非対称性とか、心が動く瞬間をうまく言語化できない感覚とか、ああいう“若さの源”みたいなものにもう少し踏みとどまりたい人に向いている本です。 派手な答えは出てこないけど、読むと自分の中で何かが少しだけ若返る感じがある。そんな一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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