
高学歴親という病 (講談社+α新書)
成田奈緒子
講談社 / 2023-01-20
この本について
子どものことを思えば思うほど、「どこまで手を出していいのか」「どこから見守るべきなのか」が揺れ続ける時期ってありますよね。親として失敗したくない気持ちはあるのに、その気持ちが子どもの野生の勘や、自分で考える力を奪ってしまっているのでは…と後から不安になる、あの感じです。 この本は、そんな迷いを“親の性格や学歴のせいにする”のではなく、脳の発達や自律神経の仕組みと絡めて、現実的な行動に落とし込んでくれます。たとえば、子どもの「ほしい」に共感するだけでなく、買いたい理由を自分の言葉で説明させること。それが単なる我慢・放任ではなく、「こころの脳」に判断力を育てるプロセスだと腑に落ちました。また、善玉ストレスは“外から与えるものではなく、自分で乗り越える経験の中に生まれる”という指摘も、過保護との境界線を考えるうえで、かなりヒントになります。 さらに刺さったのは、親の「良かれと思って」の裏にある不安が、子どもには「信頼されていない」と伝わってしまうという話。完璧主義な親ほどここでつまずきやすいので、心配から信頼へ切り替えるタイミングを具体的に示してくれるのは助かります。 特に「子どもを自由に泳がせたいのに、どうしても口や手が出てしまう人」には、とても実践的に届く内容だと思います。私自身、読みながら何度も耳が痛くなりましたが、同時にちょっと肩の力も抜けました。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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