資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか (ちくま新書)

資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか (ちくま新書)

ナンシー・フレイザー and 江口泰子

累計読者数6
平均ハイライト数 44.7件/人
star総合評価 79/100
start序盤集中型

この本について

仕事でも生活でも、「なんでこんなに大事なことが、お金の論理で全部決まっていくんだろう」と感じる瞬間ってありますよね。効率とか利益が優先されるたびに、モヤっとするのに、うまく言葉にできないまま飲み込んでしまう。僕もそうでした。 この本は、そのモヤモヤの正体をかなり具体的に説明してくれます。資本主義が見えないところで何に依存しているのか、なぜ賃金労働だけを「正式な働き」と扱い、家事やケア、自然、人種の問題を背景に押し込んでしまうのか。読んでいくと、日常で感じていた違和感が「自分の感受性の問題」ではなく、構造の話だったんだと腑に落ちてきます。特に、非経済的な領域が経済を支えているという視点は、働き方や家族との時間の扱い方を見直すきっかけになりました。 この本がすごいのは、資本主義をいきなり否定したり理想論に逃げたりしないところです。むしろ、いまの社会がどう組み上がっていて、自分がどの場所で負荷を感じているのかを冷静に整理してくれる。読み終えたあと、ニュースや職場の動きを見るときの“解像度”が一段上がりました。 働き方や生活の前提そのものに違和感を抱いている人に、とくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

経済が発展しても、私たちは決して豊かになれない。資本主義にあらかじめ組み込まれた根本的矛盾を、世界的政治学者が明らかにする。
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