
戦略コンサルのトップ5%だけに見えている世界
金光隆志
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2025-01-24
この本について
仕事で考えごとをしていると、途中で「あれ、なんでこの前提に縛られてるんだっけ?」と手が止まることがよくあります。切り口を変えたいのに、気づけばいつもの思考のクセに戻ってしまう。MECEやフレームワークを覚えても、実際の現場ではうまく使いこなせないまま終わることも多いと思います。 この本が効いてくるのは、まさにその“思考の止まり方”に目を向けてくれるところです。論点を決めた瞬間に視野が固定されること、パターン認識は便利だけど思い込みと紙一重であること、そもそも創造性は情報量よりも「思考を動かし続ける態度」から生まれること。読者が保存していた箇所は、どれも“自分の思考のクセに気づく感覚”に近い部分なんですよね。 実際、読みながら何度も「それって本当か?」という自問いが生活に入り込んできました。会議で当たり前にしていた前提をひっくり返したり、競合の立場に一瞬移動してみたり、逆に抽象度を一段上げて話を整理してみたり。大げさではなく、視点の動かし方が増えるだけで日常の風景が少し違って見えるようになります。 「考えているつもりなのに、結局同じところを堂々巡りしている気がする」というタイプの人には、とても刺さると思います。思考法のテクニックを足す本ではなく、思考そのものの“姿勢”をアップデートしてくれる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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