
齋藤孝の速読塾――これで頭がグングンよくなる! (ちくま文庫)
齋藤孝
この本について
本を読んでいて、「結局どこが大事だったんだっけ?」とか、「読んだはずなのに、人に説明できない…」というモヤモヤ、けっこう残りませんか。僕も同じで、読むたびに理解の抜け漏れに落ち込むことがあります。そんなとき、この本の “著者の文脈に身を置く”“三色ボールペンで視点を切り替える” という考え方が、読書そのものの捉え方を一段変えてくれました。 特に刺さったのは、まずテーマを外さないで読むこと。そして、本を汚しながら、自分の視点を赤・青・緑で切り替える発想です。何を重要と思うか、どこで立ち止まるかが明確になるので、読み終わったあとに「自分はこの本をどう理解したのか」が言語化しやすくなる。さらに、著者に憑依するように読んで、あとから自分が代理で講演できるレベルまで理解を積み上げる、という姿勢も個人的にはすごくしっくりきました。情報を完璧に集めるより、自分の考える力を育てる読み方に近づく感じがあります。 もう一つ良かったのは、読書を個人的な作業に閉じないという話。読んだ本について誰かと話したり、自分の引用やキーワードをまとめたり、別の著者を仮想で対談させたり。そういう“外に開く読書”をすると、一冊の理解が何倍にも立体的になるんですよね。 読む量が増えてきたけれど、理解が追いつかないと感じている人。あるいは、自分の読書に手応えが欲しい人。そんなひとに静かに効く本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
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