
体力がない人の仕事の戦略
和田秀樹
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2025-11-28
この本について
仕事の量は変わらないのに、体力だけが先に尽きていく感じ。気持ちは前向きなのに、身体がついてこない日が続くと、「このままじゃ周りに迷惑をかけるだけでは…」と不安が積み上がっていきますよね。真面目にやろうとするほどペース配分を忘れてしまう、あの悪循環をどう断ち切るか。僕自身ずっと悩んできたところに、この本はけっこう現実的なヒントをくれました。 印象的だったのは、「体力がある人と同じやり方をしない」という当たり前だけど難しい線引きです。全力投球が“デフォルト”になりがちな人ほど、どこで手を抜くかを決めないと体力を持っていかれる。そのうえで、本書が提案している「ムダを減らすための手抜き」は、雑にするという意味ではなく、結果につながらない部分に体力を払わない工夫として語られていて、妙に腹落ちしました。また、不得意な仕事に体力を吸われる前に、得意な領域で確実にヒットを打つという考え方も、現場での立ち回りとしてかなりリアルです。 休むことへの罪悪感が強い人や、人の期待に応えようとしてオーバーペースになりやすい人には、特に刺さると思います。“頑張る”の前に“生き延びる”を置くやり方は、派手さはないけれど、明日も働ける自分を作るうえで避けて通れない視点でした。
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