
リトル・ピープルの時代
宇野常寛
この本について
最近、「何に縛られているのかよく分からないまま疲れてるな…」という相談をよく受けます。誰かに命令されているわけでもないのに、SNSの空気とか、仕事の“正しさ”とか、目に見えない何かにじわじわ動かされている感じ。自分の判断なのか、外からの強制なのか、その境界がぼんやりしてくるあの感覚です。 『リトル・ピープルの時代』は、まさにその「見えない強制」の正体に光を当てる本でした。グローバル資本主義という巨大な流れを“人格のないみみずくん”として描くくだりは、自分が戦ってきたと思っていた相手が、そもそも意思すら持たない構造だったのか…と視点がひっくり返る瞬間でした。また、大きな正義や悪に従うのではなく、無数の“小さな父=リトル・ピープル”同士の関係こそが今の世界を形づくっているという指摘は、仕事や人間関係のモヤモヤを説明してくれる感じがします。 読みながら、「いま自分に何が作用しているのか」を落ち着いて確認する作業に近い感覚がありました。派手に背中を押すような本ではありませんが、日常の中に壁がどう入り込んでいるのか、そして自分はどこまで主体的に選べているのかを考え直すきっかけになります。特定の思想に寄らず、“精神的な囲い込み”から距離を取りたい人に刺さると思います。 社会の大きな物語が消えたあとに立ち上がる、小さな力学や欲望をどう扱うのか。そこに悩んでいる人には、静かに効く一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要









